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2007年5月18日
札幌人の原稿
★札幌人の原稿を書くに当たって横田の場合「取材」というものをしたことがありません。札幌人の編集長荒井さんは、硬軟取り混ぜて「取材」の積み重ねを続け10年選手の域に達しています。 「取材」でご飯を食べて、家族養う実践アラカルトを気まぐれに札幌人の編集工房を訪問し、つぶさに取材心得聞かせてもらうのが横田にすると、まさに「取材」もどきに繋がり何故か胸の高揚を覚えます。取り立てて胸を張る仕事でもないけれど、かといって後ろめたい仕事でもないと、いう編集長の言葉の重みが伝わります。取材対象は際限ありません。老若男女、年齢の幅、富める人から昨今話題の下流階級に至るまで、勝ち組・負け組みとの比較、格差社会の展望・・・・。其の時どきの旬なる話題、人として忘れえぬ時代考証などのテーマに従い漁師、消防士、政治家、線路の保線員、ホームレス、フリーターといった多伎に渡る人と接っする事が「取材」の醍醐味といえるのかも知れません。世間という尺度の中で記事が直接的な役立ちになるか否かは結果として書いた文章が読み手に「ささやかながら充実したひととき」提供することに尽きると横田は学んだ積もりです。情報量の氾濫はとどまることを知りません。新聞・ラジオ&テレビ・雑誌・パンフレット・フリーペーパー、映像及び活字媒体における飯の種としての取材元が必ずしも花開いているとは昨今いえないのは情報をじっくり咀嚼する余裕が見受けられず、ひたすら事実をどこよりもいち早く伝えてこそ取材における勝利者感覚が半ば常態化、加熱化の一途を辿っている現実は否めません。横田なりに原稿書きを進めてふと、頭を掠めたのは全国的にも話題の一極集中著しい旭山動物園取材エピソード「取材」はまさしく取材の基本スタンスでは無いかと思われます。猿や虎の取材に雛形を求めた場合、動物観察がまずスタートです。次に飼育係りや給仕係、動物学者、獣医、動物好き、申&虎年生まれ、といった周辺の人々の話を掘り下げて聞いて行く。旭山動物園に触発され動き始めた札幌円山動物園の動き。旭山動物園に入場数を抜かれた東京上野動物園の巻き返し作戦。過去現在未来にかけて今、日本の動物園は、水族館は・・取材守備範囲を広げる。人に求める以前に取材する事項への下調べが記事の骨子に連動となる。取材対称のうちなる言葉を語ってもらえれば書き手としての記事に厚みが増す。
★自問自答しつつ札幌人という季刊誌を舞台に書く機会を与えてもらい、荒井さんから横田の「経験と実績と遍歴」「夢や計画や野望」織り交ぜ。「苦労を経てきた人の話は、苦労を知らずに生きてきた人の話より面白い」「自己申告を鵜呑みにしない」「艱難辛苦を乗り越えてきたような人の話を鵜呑みにしないで横田オリジナルに撤してくださいとの示唆を受け感謝です。書きたい事項に関連したメモを大切にし、何時如何なる時においても一生がお稽古なのだという謙虚さを求められて本号の締め切り時間が迫りました。「まあ、たいした苦労もない人生だったねとさらりと気軽に言いのけられる荒井さんの域に達するまでにはまだ修行しなければなりません。本年度のサラリーマン川柳大賞・入選作のひとつは「犬はいい、がけっぷちでも助けられ」でした。がけで動けなくなった犬の救出の模様は瞬時に全国テレビで放映され助けられた途端、拍手を浴びます。取材の原点考察から紙面掲載段階で赤ペン覚悟の甘えをもらわないようになりたいという願望です。微笑み。最終稿は本誌発売の折に確認下さい。まな板の鯉です。没にならないことだけを祈っています。
『季刊・札幌人』は、札幌に住むひとの「喜びのある暮らし」の一助になりたい、との思いで2004年4月に創刊。魅力的なひと、場所、もの、できごとを取材し、想いを織り込んで読者の手もとにお届する横田も書き手の1人です。
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